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ハイ・ラインは、ニューヨークの工場・倉庫地帯だったマンハッタンのウエストサイドで1930年代から運行されていた高架貨物鉄道だが、トラック輸送の増加によって使われなくなり、90年代末には雑草の生い茂る廃墟と化していた。ここを都市公園に再生しようと、1999年に2人の若者、ジョシュア・デービッドとロバート・ハモンドがNPO“Friend of the High Line”を設立。住民や政治家、実業家、建築家、アーティスト、園芸家、市当局など多くの人々の協働により、2009年に第一期の1マイル(1.6km)がオープンした。本書は、この革新的都市再生プロジェクトの素人オーガナイザー、デービッドとハモンドによるインサイド・ストーリーである。